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HOナロー 三岐鉄道モ270・ク170試作レビュー

 みなさんこんにちは。ワールド工芸駆け出しの新人Mです。
 今回はワールド工芸の製品でもちょっと変り種のナロー電車のご紹介です。近畿日本鉄道が北勢線用に導入、現在はそれを継承した三岐鉄道の電車です。軌間762ミリのいわゆるナローゲージの電車としては最大級の15m長全金属製車体を持っています。
 ワールド工芸ではこの電車をHOナロー(1/87 9mm)で模型化。ロストワックスやホワイトメタルなどのキャストパーツをなるべく使用しない、というのが今回のコンセプト。

 試作完成したモ270とク170。今回のキットは2輌セットのみの設定となります。こうやって模型になってみると、「やたら細長いなぁ」という印象があります。ちょっとナローっぽくないですよね。

 モ270のサイドビュー。こうして見ると「フツーの電車」ですね。
 台車枠、列車無線アンテナ、フューズ箱等はロストワックス製。独特な形状のパンタグラフは組立式です。

 ク170のサイドビュー。アルミサッシは洋白エッチング製、床下機器もエアータンクなどのホワイトメタルパーツを除き、エッチング板を組立てる方式。
 ク170の床下機器。通常16番や12mmゲージの電車の床下機器はホワイトメタル製が圧倒的に多いと思いますが、今回はエッチングにて表現。チラチラと隙間がのぞき、細密感たっぷりです。
 モ270の床下機器。遮断器のヨロイ戸の表現、主制御器の三菱の刻印にも注目。
 圧巻のパンタ回り配管。パンタグラフは前述のように組立式、関西私鉄に多いヨコ形ガイシの表現は、設計者によれば「かなり苦労した」そうです。配管類もすべてエッチング製でキットに付属します。
 動力はモ270にモーターを2個搭載して、走りもパワフル。あなたの鉄道にもいかがですか?

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