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16番 国鉄 EF64を組む

 みなさんこんにちは。ワールド工芸Mです。今回は大変お待たせしております16番EF64組立てインプレッションです。電気機関車の真鍮組立キットは昔からの定番ですね。でもワールド工芸のキットはひと味もふた味も違うテイストなんです。パーツの大半が薄板エッチング板製で、高価なジグや高度な技巧を必要としないのが特徴。「とても組みやすい、簡単」というお客様の声も多数いただいております。いったいどういうことかということをご説明いたしましょう。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64
 これが生地完成の姿。もちろんこの後は塗装工程が残っていますが、この姿だとワールド工芸のキットの特徴がよく分かるのです。
 例えば、近代車輌の一番の特徴である窓のHゴム。従来のプレス製品ですとどうしても表現が甘くなりがち。このEF64ではHゴムは0.4mm厚の洋白エッチング製で、別はめこみ構造となっております。ご存知のようにEF64は車体はブルーで、Hゴムはグレーまたは黒。プレス製キットですとこの塗り分け表現も敷居が高いところですが、このキットは別部品なのでまとめてグレーや黒にに塗装して後から接着剤ではめこめばオーケーということになります。簡単でシャープ、失敗もありません。
 ワールド工芸のキットは、このように常に「組みやすさ」を考慮した設計を行っております。それでは早速、組立式の動力装置からスタートしましょう。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  動力ユニットはご覧のように0.4mm厚の洋白エッチング板からの組立式。写真は動力台車一個ぶんの動力一式。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  折り曲げて半田付けして組立てます。ここでのコツは直角に組むことを心がけること、これに尽きます。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  ギヤを組み付け、モーターの配線を行うと片側の動力ユニットが完成します。実はこれだけで自走可能。この時点で走行調整しておけば後々慌てないですみます。動力ユニットには主電動機MT52のモールドが。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  これは台車枠のベース。台車枠自体は日光モデルさんのダイキャスト製を使うのですが、ブレーキシューやブレーキ引き棒、テコは燐青銅エッチング板を組立てます。でもこれだけだとなんだかわかりませんよね。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  こうなる。要するにダイキャスト製台車枠をさっきのフレームにぺたりと接着するだけです。これだとブレーキシューがタイヤ面まで奥まって、かなりリアルな足回りになります。左側には排障器も見えます。これは1エンド側台車ですが、2エンド側にはATS車上子も付きます。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  下回り完成。EF64は乗務員ステップが台車枠に付きますが、これも0.2mm洋白エッチング板の組立式。雪国の機関車らしいスノープロウや重連総括用ジャンパ栓、電気暖房ジャンパ栓や5個ならぶエアーホースは真鍮ロストワックス製です。ウェイトは3個。これで重量は500グラムを超えます。走行もパワフルですよ。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  上回りは特徴のあるモニターからスタートしましょう。EF64のモニターは複雑な排風案内板が組み合わさっており、これの再現はなかなか難しいところ。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  まずは一番の難関、排風案内板。案内板をひとつずつRを付けて曲げてゆき、写真のように左右を組み合わせて仮組みしてしまいます。これを芯にしてモニターを組み上げます。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  完成した大きいほうのモニター。Hゴムパーツは塗装後に接着するのがよいでしょう。また、窓セルを入れる必要もあるため、モニター類は屋根板にネジ止めできるようになっています。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  難関のモニターが完成したのでボディーに着手です。車体は0.3mm厚の真鍮エッチング板製で、屋根端は真鍮ロストワックス製。車体の継ぎ目は正面の貫通ドアで隠れてしまう構造です。仮組みしてみると、「合い」も良好です。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  このような大型のロストワックス部品は、半田を流す部分をマッハさんのキサゲ刷毛やサンドペーパー等で予め磨いておきます。これをしないと半田が流れません。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  これは接合用にもなる正面貫通扉。縦方向にペタリと折り返して半田を流しておきます。四隅のピンは車体に差して位置を確定するためのもの。くれぐれもバリと間違えて切り取らないように。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  組み上げて半田を流しました。継ぎ目には半田を流して滑らかに成形するのですが、実は結構いい加減にやっても大丈夫。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  なぜかと言うとこのように屋根には四角い屋根板をペタっと貼ってしまうから。継ぎ目は隠れちゃうんです。この屋根板にはもうひとつ、素晴らしい効用があるんです。
電気機関車の屋根には細い雨樋がぐるりと貼られてます。いままでのプレス製キットですと、細い真鍮帯板を位置決めしてまっすぐ半田で貼らなくてはいけなかった。この帯材の半田付けというのがこれまた、素人泣かせなんですね。真鍮という素材は思った以上に柔らかく、熱を加えると膨張します。特に細い帯材などは、半田付けの最中にどんどん伸びるわけです。
 で、今回このキットは雨樋付きのエッチング板を貼るだけでオッケーにしちゃいました。厳密に言うと雨樋の外と内では0.15mm、要するに150ミクロンの高低差があるわけですが、これ、実際に見てみると全然気が付きません。コロンブスの卵。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  運転室側窓には水切りが付きます。水切り自体は0.4mm洋白製ですが綺麗に曲げるのが結構ヤッカイ。というわけでジグもお付けました。よっぽとヘマをしない限り綺麗に曲げられるはず(失礼)。でも失敗してもいいようにパーツも余分にオマケしといてありますよ。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  ちなみにこの水切り、さっきのロストワックス製屋根端とのぎりぎりの位置に付くようにしてあります。だから継ぎ目を仕上げなくても大丈夫。水切りが隠してくれます。ほらね。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64  お顔のクローズアップ。手すり類もすべてエッチング製。車体の穴に差し込んで半田を流しておしまい。つらら切りや前面のステップは0.2mm厚の洋白板製、薄さが違います。
ワールド工芸 >16番 国鉄 EF64
 というわけで生地完成。慣れると大体3日くらいでここまでイケます。パンタグラフは取り付けピッチ14mm×17mmのPS17、カプラーはIMON製HO-105を別途お求めください。
 発売間近です。もうしばらくお待ちください。