■41、42系より遅れて登場した51系電車はいわゆる「近郊型」の始祖ともいえる形式で、20m鋼製3扉セミクロスシート車の流れはその後、70系や111系に受け継がれることになります。ロングシートの41系と異なり、ドア間の窓が6枚(41系は5枚)となっていました。1935年、中央線から配置が始まり、その後関西地区でも活躍しました。第二次大戦中の1943年、輸送力増強のため東鉄所属の26輌がロングシート化されて41系に編入されましたが、戦後1951年には再びクロスシートに戻されて現番号に戻りました。
今回は最終的に大糸線に配属され、1981年に廃車となったクモハ51013の最晩年の姿をプロトタイプとしたボディキットをリリースいたします。車体やシルヘッダーはダブルエッチングを採用して精緻な仕上がり、また帯材の取付ははめ込み方式として組立易さを考慮しました。
※動力、台車、パンタグラフ、カプラー、床下機器、インレタ等は別途お求めください。
「地鉄電車」宮下洋一 氏監修
★商品ご好評のうち完売いたしました。ありがとうございます。(2023年8月23日記)