■戦後デッキ付きで誕生したEF58も、世の中が少しずつ落ち着きを取り戻してくると、SG(蒸気発生装置)の装備が切望されるようになりました。そこで登場したのが、従来のデッキ付きの構造をやめ、先台車の上に運転台を持ってくる「新EF58」とも言うべき姿の機関車です。その嚆矢となったのが35号機で、デッキ付き時代のドアを流用したともいわれる乗務員ドアや、側窓の数が増えている点など、過渡期の姿ともいえるような形で誕生しました。僚機36号機がSGのまま米原に移ったのに対し、35号機は上越線を中心に使用するため耐寒型となり各部を改造しながら精悍な姿になりました。
先に13mmゲージでの製品化を発表しましたが、こちらは16番でのリリースになります。寒冷地向けのため、固定式のスノープロウ、ホイッスルカバー、デフロスタなどをご用意いたします。更に電暖化とP型化による非常に密度の濃いエンドビームも再現できるよう各種パーツが入ります。先に書きましたが35号機特有のディテールもドア、側窓、屋根上など見どころが盛りだくさんの構成です。正面は屋根がロストワックス製、窓部と腰部が別板で成り立つようになっていて、実車の持つエッジの利いた正面が再現できます。
動力部は定評ある#1020モーターを各台車に1台ずつ装備し、6軸駆動のイコライザー付となります。
※カプラーは別途お求めください。正面ナンバーは弊社製金属インレタが対応いたしますのでこちらも別途お求めください。
★商品出荷開始いたしました。只今好評発売中です。(2024年3月6日記)