■ウ500形は、1957年より先代のウ300形の走り装置を二段リンク式に改良して170輌が製造された豚積車です。のちに100輌がウ300より改造編入され、最終的には270輌となりました。車体構造はウ300を踏襲し、側面や妻板に開放式の窓を設け、蝶番式の鋼製戸がついています。荷室は上下に仕切られた二階建て構造で、腐食防止のためアスファルトが塗布され床面中央部には排出口がつけられていました。また、車体の一端には付添人室が設けられ、給餌や給水が行えるようになっています。また、端面のカプラー開放テコは下作用式となっています。1968年より生体輸送の減少によりポム200形への改造が始まり、1974年に型式消滅しました。
モデルは側・妻板窓を開放した夏季の姿となっています。一ノ関駅常備(盛岡鉄道管理局)仕様となります。
★ご好評のうち完売いたしました。ありがとうございます。(2023年2月27日記)