■自動車や電気機器などの原料である冷間圧延鋼板の薄板をコイル状にした「冷延コイル鋼板」専用として、1968年から1970年にかけて国鉄鷹取工場と国鉄大宮工場でトキ15000形から改造された31輌がトキ21500形(トキ21500~トキ21530)です。錆びやすい冷延コイル鋼板を濡損から防ぐべく4分割された覆いが設置されたため、荷重が33tに減じています。君津駅(新日鉄君津)、塩浜操駅(日本鋼管川崎)、和歌山操駅に配置されましたが、晩年はトキ21510~21512の3輌がJR貨物に承継され、名古屋南貨物駅~東三条駅でコイル輸送に使用されましたが、2008年に廃車、形式消滅されました。
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