■木曾森林鉄道では多数のモーターカーが活躍しておりましたが、その中でも比較的晩年に導入されたNo75をプロトタイプに製品化いたしました。大分以前にもNo75モーターカーを生産いたしましたが、今回製品は新製品となります。
車体部は真鍮の車体本体に洋白製の板部品を取り付けていく構造です。車体本体と正面妻板は曲げてありませんが、説明書中に曲げ方を記載しているほか曲げのゲージ板が入れてあります。正面妻板部については万一の失敗を考慮して合計3枚板が入っておりますので気持ちの上でも安心して組立が進められます。続いて屋根部はロストワックスの一体品を製作いたしました。こちらも一体成型のため車体が出来た後乗せて継ぎ目の整形を行う形になります。その他Hゴムは別板としてありますので、塗装後の接着が可能です。その他、正面ライトはヒキモノにメッキを施したパーツが入っておりメッキの輝きが良いアクセントになっています。
動力部は6㎜のコアレスモーターによる前側車輪の1軸駆動で車輪径はΦ4.7mmの小計車輪となります。またウォームは小径のモジュール0.2のものを採用しています。フレーム板は洋白板の折り曲げで構成されています。組立の際は谷折りの90度曲げをしっかり出すのと、集電がスムースにできるよう軸受け部などのマスキングが大切になってきますが、マスキング箇所は説明書内に細かく記載されておりますのでご参考になさってください。今回、室内は走行性能確保のためイスなどは省略し、大きめのウェイトをご用意してあります。
非常に小型の車両ですが大変魅力ある製品に仕上がりました。ぜひお手元に1台どうぞ。
★商品再入荷いたしました。(2024年11月12日記)