■EF12形は1941年から1944年にかけて鉄道省が17輌を製造した貨物用直流電気機関車です。外観はEF10の最終タイプとほぼ同じですが主電動機の違いにより別形式を与えられました。東海道本線を経て、上越線で活躍。その後首都圏や上州にて活躍しました。貨物のみならず臨客の12/14系やスロ81系お座敷客車なども牽引し注目を集めましたが、1982年に全廃となりました。
9号機はEF12全17輌の中で高崎第二機関区に転区せず、新鶴見区で他の仲間より早い1976年に姿を消しました。9号機は屋根上にEF10の6次型と同じハニカム型(蜂の巣状)の排気口が最後まで残っていました。また、雨樋とルーバー横の明かり窓がありません。常磐線無線アンテナ付、プレート先輪でした。
★ごく少量ですが追加生産いたしました。只今好評発売中。(2022年6月23日記)