■鉄道省ED42 形は信越本線のアプト式区間であった横川~軽井沢間( 碓氷峠) 専用の電気機関車で、それまでのEC40 形の置き換え用として1934 年から28 輌が製作されました。
停車場構内ではパンタグラフより集電、アプト区間では集電靴により第三軌条より集電しました。戦後は量産機に電力回生ブレーキへの改造が行われ、1951 年からは第3 補機+客車( 貨車) +第2 補機+第1 補機+本務機の4 輌での編成組成を基本として運用されました。1961 年からはキハ57 系やキハ82 系などの気動車の推進・牽引にも使用されました。
1963 年、アプト区間の廃止とEF63 形の登場により用途を失い、全廃となりました。
ご好評いただきましたキットに引き続き完成品の登場です。今回製品は最も輌数の多かった標準タイプとも言える5 ~ 16 号機の戦後時代をプロトタイプといたします。塗色はぶどう2号となります。パンタグラフは金属製PS11 パンタグラフが取り付け済みです。
動力ユニットは両軸コアレスモーターを各台車に1個ずつ装備し各車輪に伝動します。ロッド付きならではの動きもお楽しみいただけます。
ナンバープレートは付属のものを磨きだしてから切り離し、ゴム系接着剤などで取り付けてください。
★商品ご好評の内完売いたしました。ありがとうございます。(2023年8月24日記)
※写真は試作品です。
本製品は塗装済完成品です。